家づくりのこと 2025.10.17

GXは「グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)」の略で、
エネルギーの使い方や社会の仕組みを見直し、脱炭素社会を実現していく取り組みのことを指します。
国もこのGXを重点政策に掲げており、住宅分野でも「CO₂を減らす家づくり」が求められるようになっています。
ZEHは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略で、
**断熱+省エネ+創エネ(太陽光発電など)**を組み合わせて、
家で使うエネルギー量を実質ゼロに近づける住宅のことです。
・断熱性能を高めてエネルギーをムダにしない
・高効率な設備で電力消費を減らす
・太陽光で電気をつくる
といった工夫で、光熱費を抑えながら環境にもやさしい住まいを目指します。
GX志向型住宅は、そんなZEHの考え方をさらに一歩進めた住宅です。
国土交通省が推進しており、**「脱炭素に向けた次世代型の省エネ住宅」**として新たに位置づけられています。
特徴は次のとおりです。
断熱等性能等級6以上の高い断熱性
一次エネルギー消費量35%以上削減(再エネを除く)
HEMS(家庭用エネルギー管理システム)の導入が必須
つまり、「エネルギーを賢く使い、快適に暮らしながらCO₂を減らす家」がGX志向型住宅なんです。

このGX志向型住宅とZEHの考え方を組み合わせたのが「GXZEH」。
より高性能・高断熱・高省エネの、次世代型ZEH住宅を意味します。
これからの住宅は「断熱+省エネ+創エネ+管理」が基本。
GXZEHはその中心にある存在といえます。

次回は、そんなGXZEH住宅の具体的な特徴や、補助金制度の内容を詳しくご紹介します。
→ 第2回へ続きます