イシモクの家づくりには欠かせない杉。
少しでも杉のことを知ってもらえればと思います。
ブログでちょこちょこ、杉の良さについて紹介していきます。
今回は、
香りが脳機能に与える力についてです。
いい匂い・香りは、脳の前頭葉を刺激することで
◇リラックス効果
◇質のいい睡眠を導く
◇集中力を高める
◇食欲がわく
◇免疫抗体を増加させる
など、様々な効果があるとわかっています。
植物から採取される精油を使って自律神経を整えたり、リラックスさせるアロマテラピーはよく知られていますよね。
杉の香りはヒノキと比較すると強く感じませんが、さわやかな香りだと思います。
杉の香りにも、
血圧や脳の活動を鎮静化させ、怒りや緊張などを緩和させる効果があると言われていましたが、先日、こんなニュースを見つけました。
「九州大学(九大)と木の家の健康を研究する会の両者は3月30日、
スギ材の香り成分が、ヒトの脳が視覚的な変化を検出する際の脳機能を高めることを、
脳波による神経生理学的実験によって明らかにしたと共同で発表した。
(中略)
研究チームはこのことから、スギ内装材から揮発したセスキテルペン類は、
見た目のわずかな違いに対する「気づき」によって起こる
脳の自動的な反応を高めることが明らかになったとする。
今回の発見により、木材の香りが知覚レベルで脳機能を変化させる一端が明らかになり、
木材から揮発する香りの脳科学的機能性解明の進展が期待されるとした。
マイナビニュースより」
研究について
「国産スギ材の⾹りで視覚的変化への「気づき」の反応を⾼める!〜⽊材から揮発する⾹りの脳科学的機能性解明の進展に期待〜」九州大学
まだまだ杉には知られていない力があるのでしょうね。
昔の人は、理由などは知らずとも肌で感じていたのでしょうが、
今後もどんな力が発見されるか、楽しみです。