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good life

森・木・材木 2022.10.06

森が豊かなのに木材の70%近くは輸入材のなぞ

こんにちは。
今更?ながら、息子がワンピース(アニメ)にはまりました。
まだ漫画はやっているのかな。
今度は海賊、来月の誕生日プレゼントは何になるのかしら・・・


さて、今日は輸入材と国産材の話を。





日本は、国土面積の約7割を森林が占めている緑豊かな国です。
その中で木材として使うためにスギやヒノキを人が管理している人工林の割合は40%にものぼります。
しかし、こんなに木があるのにも関わらず、日本で使われている木材の70%近くが輸入品です。
 

日本の木材自給率と需要量



 
なぜ輸入材が国産材よりも使用されるのか・・・?

国産材が生産コストや為替の影響等により、輸入材より少し高くなるため、安い方の輸入材の需要が高くなっているのです。


金額のことだけ考えれば、安い方がいいと思うかもしれません。
しかし、同じ気候風土で育った木を同じ気候環境で使えば、余計な負担が掛からず、材料としても長持ちすると言われています。

国産材を使用しないことで人工林が残り、森林は手入れがされなくなり、森の健全性が失われることにつながります。
森が荒廃すると、台風や大雨などによる、山崩れや土砂災害が起こりやすくなってしまいます。

 
日本の人工林を見ると、使える木がたくさんあります。
さらに、年を追うごとにそれらはどんどん増えています。
 
そのために、各都道府県では、地域材を使って家を建てる人に補助金を出したりして地域材の活用を応援しています。
 
地域の木材が使われれば、地域の森林も元気になります。
 
そんな地球環境にとってプラスになる、緑の循環を作っていきたいですね。