焼津市S様邸

焼津市

木組みと漆喰の家: １枚の屋根で１階から２階の屋根までダイナミックに葺くことで、２階建てでありながら平屋の優雅さを併せ持つ外観が生まれます。堂々としながらもシンプルにまとめ、足し算ではなく、引き算で考えられたデザインです。

　
１階の寝室・リビング・ダイニングは、部屋を雁行（がんこう）に少しづつずらす事で、コーナーをつくりながら、夫婦お互いのプライバシーをやわらかく区切り繋がっていきます。
　
家族がお互いを尊重しながら心地よく暮らす、木の家です。

DATA

おもてなしの玄関

温かく「おかえり」とささやくような玄関、お客様を迎えるおもてなしの玄関・・・そんなイメージで取り組みました。
奥行きの深さを利用し、重くなりがちな下駄箱をすっきり納める工夫をし、個性的な玄関を目指しました。
大黒と古建具

飾りでない、構造の一尺の大黒柱が吹き抜けを通して２階まで約６ｍ通しで見えます。
大地から強く伸びるこの大黒柱は、この家を支えてくれているという安心感をくれます。

居間にはなつかしい千本格子の古建具を入れました。黒光りした古建具がいいアクセントとなっています。
手作り家具が映えるキッチン＆ダイニング

キッチン＆ダイニングには、大工さんの手づくり家具が設置されました。
コーナーや使い勝手を考慮した、お施主様仕様の家具です。
設計段階で、詳細な打ち合わせを行い造りました。
老後も安心

このお宅は、老後の生活も考慮に入れ、体が不自由になった時でも一通り１階で生活が行えるように計画されました。

トイレもかなり広いスペースを設けています。
無垢材をふんだんに利用することで、温かみのあるトイレとなりました。