「黒い梁や土間、昔懐かしいお家を建てたい」
地に伏せる越屋根の家にY様が暮らし始めて3年。
Y様の木のお家での暮らしをインタビューさせて頂きました。
『薪ストーブと土間』
Y様が一番お気に入りというのが土間にある薪ストーブの前。
今年も薪ストーブが大活躍したそうです。
広い土間は南向き。
太陽の光が入ってくるので、
天気が良い日は薪ストーブをつけなくても夕方まで平気なのだとか。
「薪ストーブは土間に置いて良かったよ。
(薪から)木屑が落ちたりするから。土間だと掃除が楽だから。
煙突掃除なども全部自分でやっています。」
薪ストーブを設置される方、検討されている方がとても多くなっています。
薪ストーブライフ、始めるぞ!という方は、
置く場所や薪の確保、メンテナンスについても事前にしっかりシュミレーションしておくことをお勧めします。
Y様は、お友達や知り合い、造園屋さんにご近所さんから、薪を確保していらっしゃるそう。
もらってきた薪は切り株サイズのものもあるので、これを薪ストーブで使えるサイズにする『薪割り』作業が結構大変です。
でも、それも含めて楽しいのが、薪ストーブライフですね。
『趣味と木の家の暮らし』
Y様は昔から山登りなどが好きな行動派。
現在は南アルプスファンクラブに所属し、寸又峡にある山岳図書館で本の整理や
登山道の整備、清掃活動などのボランティア活動をされています。
「山や木がすきなの?じゃあ写真とか見ますか?」
と言って見せてくださったのが上の写真。
川をわたったり(渡渉)、跳ね返る滝を見たり、普段見ること&することがない、
色々な体験をしていらっしゃいます。
聞いているだけで楽しい!
お家には切り株でできた、すてきな火鉢がおいてありました。
「寸又峡でもらってきたんですよ。これをここ(リビング)に置きたいんだけれど、子供達に邪魔って言われてしまって。」
火鉢にしては大きいものでしたが、
実際に火を起こしておもちを焼き、お茶を飲んでのんびり過ごすことを想像すると、うらやましい!
ぜひ次の冬には、火鉢をどーんとおいて、贅沢に使ってください!
『農ライフ』
Y様の土間からはお庭と畑が見えます。
農作業にもこの土間は活躍しているようです。
「畑で野菜を作るのに、農協のセミナーに通いました。
土を掘り起こして空気を入れて土づくり。今は何を作ろうか考え中。」
冬野菜が終わり春に向けて畑に何を植えようか、
秋には何に挑戦しようか。
Y様の農ライフは、これからもっともっと、進化していくようです。
自分でとったお野菜を食べる贅沢!最高ですね。
『自然素材の家』
壁には漆喰、使用しているのは無垢の木。
経年変化で少しづつ木の色が変化しています。
「(建ってから3年経過していますが)初めて家に来た人は、香りがいいっていいます。
木製の建具はまだ水分が残っているから動きが悪い事もある。(木には調湿効果があり、木が湿気を吸ったりはいたりしている)
それも木の特性だから。そのうち落ち着いてくるでしょう。」
木の家に暮らして、山に行く。
毎日、自然を身近に感じて過ごす暮らし。
明るく元気で、アクティブなY様、暮らしを満喫していらっしゃるのが伝わってきました。
Y様、インタビューにご協力くださいましてありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
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地に伏せる越屋根の家