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お知らせ 2017.08.24

木は勉強の味方!?

こんにちは、土屋です。

 

学生の皆さんは、そろそろ夏休みも終盤なのではないでしょうか?

なので本日は、「木は勉強の味方」というお話です。

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近年、校舎を新しく建て替える時に、あえて木造校舎にする学校が増えています。

学校は、育ち盛りの子供たちが1日の大半を過ごす場所。

今までの校舎は、合理性やコストなどを優先して考えられ、子供たちに与える影響にはあまり目を向けていませんでした。

実際、木造校舎で学ぶ子どもたちと、コンクリートの校舎で学ぶ子どもたちとで比較してみると、大きな違いがあったことが分かっています。

全国の中学校などで校内暴力が問題になった頃、フランスやカナダでは、コンクリートや無機質な素材で囲まれた教育環境が、心に悪い影響を与えているのではないか、と議論していました。

実際、木造校舎ではストレスやケガの発生、保健室の利用が、コンクリート校舎に比べて少ないそうで、一方、コンクリート校舎のケガの原因は、「ケンカ」や「人におされた」という気持ちの苛立ちが原因だったケースが多かったことがわかっています。

「授業中の眠気やだるさ」「注意集中の困難さ」を訴える割合が高いのも、コンクリート校舎の生徒たちに多く見られました。

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▲引用「けん木れん 楽しい木材クイズQ20 P10」

 

そんな中、床や壁を木に変えるだけで、子供たちの疲労感が軽くなることが分かったのです。

また、転んだりした時も衝撃をある程度吸収してくれるので、子供にとっても安心です。

天然の木で囲まれた教室で勉強している子供たちは、毎日体にいい森林浴をしているようなもの。

木はいろんな働きで心に安らぎを与えてくれるのです。

 

コンクリート校舎にも、丈夫さやコスト面でのメリットがあります。

しかし、コンクリート校舎であっても内装に木を使うことによって、木造校舎の環境に近づけることが可能になります。

これなら、これからの校舎造りにも取り入れ役立てていけますね。

大切なのは作る側の都合ばかりではなく、そこで暮らしたり、利用したりする人間を中心に考え、環境づくりをしていくことなのではないでしょうか。

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ぜひ、子様たちがどんな環境で育ち、過ごしていくのがいいのかを見直す機会の一つにしてみてください(^_^)

 

 

参考資料:けん木れん発行「いきいきファミリーの住まいと健康のおはなし」