森・木・材木 2025.06.09
森林は、地球温暖化の原因であるCO₂(二酸化炭素)を吸収してくれることは、よく知られていますよね。
光合成によってCO₂を取り込み、私たちに必要な酸素を生み出してくれる、空気をきれいにして地球を健やかにしてくれています。
その働きは、木が育っている間だけではありません。
充分に成長した木を伐採し、木材として活用することで、吸収されたCO₂は木の中に固定されます。
つまり木を使うことは、「CO₂を森に貯金する」ようなもの。
森のサイクルを回し、次の苗木が健やかに育つ環境を整えることにもつながっています。

木材の魅力は、「育つとき」だけではありません。
実は「使うとき」にも、他の建材に比べて圧倒的に環境負荷が小さいんです。
私たち石川木材では、天然乾燥という方法で木材を乾かしています。
これは人工的な乾燥装置を使わず、太陽や風といった自然の力だけでじっくりと水分を抜いていくやり方。
この工程では、電力や燃料をほとんど使わないため、エネルギー消費とCO₂排出を大幅に削減できます。
具体的には、同じ体積の材料を製造した場合、木材のエネルギー消費量は:
コンクリートの約7分の1
鋼材の332分の1以下
という驚くほどの差があるんですよ。

製造時に排出されるCO₂を抑えるということは、そのまま地球温暖化の抑制につながります。
つまり、木材は、育てている間も、使うときも、地球にやさしい素材だということです。
私たちの暮らしの中には、当たり前のように木が存在しています。
住宅、家具、雑貨、道具…でも、そこに込められた「環境への貢献」に目を向ける機会は意外と少ないかもしれません。
森を守ること。木を活かすこと。木材を選ぶこと。
そのひとつひとつが、地球の未来につながっている――そう思うと、木の見方が少し変わって見えるかもしれません。