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家づくりのこと 2025.06.03

家計にも地球にもやさしい「GX志向型住宅」って?

先日建前を行った牧之原市のM様邸。
M様邸は、「GX志向型住宅」というお家です。




GX志向型住宅ってどんな家?

「GX」とは、「グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)」の略で、CO2(二酸化炭素)排出の大幅削減を目指す取り組みのこと。
GX志向型住宅は、この考え方を住まいに反映させた、これからの暮らしのかたちです。

省エネ性能の基準(戸建て住宅)

住宅の立地条件に応じて、以下の要件を満たす必要があります。

  1. 断熱性能
    • すべての地域で断熱等性能等級6以上が必要。
  2. 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率
    • すべての地域で35%以上の削減が必要。

  3. 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率
    • 一般地域:100%以上
    • 寒冷地・低日射地域:75%以上
    • 多雪地域・都市部狭小地等:要件なし

  4. 高度エネルギーマネジメントの導入 
     「ECHONET Lite AIF仕様」に対応するコントローラを設置すること。


GX志向型住宅が注目されている理由は何でしょう?

GX志向型住宅が注目される理由は、環境に優しく、快適に暮らせる家だからです。

環境負荷の低減:省エネ設計や太陽光発電を活用し、CO₂排出を減らす
快適な住環境:高断熱で冬暖かく夏涼しい、健康的な室内空間
光熱費の節約:電気代を抑えられるため、家計にも優しい
補助金制度:国の支援があり、導入のハードルが低い

つまり、エコで快適、お財布にも優しい未来型の住宅がGX志向型住宅です。



ZEHや長期優良住宅とはどう違うんでしょう?

- GX志向型住宅(環境省)
→ 省エネで「エネルギー代を抑えながら、環境にも優しい暮らし」を目指す住宅。
→ 太陽光発電や断熱性能向上など、CO2排出削減に貢献。


- ZEH住宅(国土交通省)
→ 「エネルギー代をゼロにすること」が目標の住宅。
→ 自家発電と高断熱設計で、家庭の消費エネルギーを完全に補えるようにする。


- 長期優良住宅(国土交通省)
→ 「長く安心して住める家」が目的。
→ 耐震性や劣化対策を重視し、住み続けても資産価値が落ちにくい設計。





補助金について


GX志向型住宅は、「子育てグリーン住宅支援事業」の対象になっているので、
最大160万円の補助金が受けられる可能性があります。

長期優良住宅やZEH水準住宅の対象となるのが子育て世帯や若者夫婦世帯のみとなりますが、
GX志向型住宅では全世帯が対象で、
新築だけでなく、一定の要件を満たしたリフォームも対象
です。

(参考:子育てグリーン住宅支援事業 事業概要 https://kosodate-green.mlit.go.jp/new-house/)


これから家づくりを検討される方は、ぜひ選択肢のひとつとして、GX志向型住宅を調べてみて下さいね。

イシモクでも、GX志向型住宅に対応した住まいづくりのご提案が可能です。
補助金の活用方法なども含め、具体的なご相談を承っております。お気軽にお問い合わせくださいね。

※この記事は2025年5月時点の制度に基づいて作成しています。
補助金の内容や要件は年度により変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。