わたしは昔から家に帰るとすぐに靴下を脱ぐ習性があったように思う。
この家に住んでからは必ず。
玄関のドアを開け、出迎えに来た猫の頭をなで、靴を脱ぐのと同時に靴下を脱いで素足になる。
姪っ子たちが遊びに来ると、彼女たちもやはりいつの間にか靴下を脱いでいる。
無垢の木の床は本当に気持ちがいい。
いつでもさらっとしていて、ほどよくやわらかく、肌触りが最高。
湿度を調整してくれるから、夏はべとつかず、冬でも冷えることがない。
靴下よ、さようなら。
君たちにこの足の裏の快適さをじゃまされたくはないのです。
ただたまに、猫がこぼした猫トイレの砂を直接ふんでしまった時には君たちが恋しくなったりはするけれど。
無垢の床が心地良いので、ついごろごろしながらゴロンと寝返りをうつと猫が同じかっこうで寝ていることも屢々。