木の家に暮らして約半年。
袋井市に住むS様邸へお邪魔してきました・・・
『自然素材と伝統工法へのこだわり』
S様はお家を建てようと決意されてから、家づくりについてご自身でたくさん勉強されたとのこと。
本を読んだり、住宅展示場に行ったり、色々と調べていく中で感じたことが
「可能な限り、木や自然素材のみの家にしたい」ということでした。
そうしてじっくりといろんな工務店、住宅メーカーを調べているうちに、検索でヒットしたのが「正直な家の会」だったそう。
そこから構造見学会へ足を運んでくださいました。
「初めて見させてもらった時、感動した。」と話してくださったS様。
無垢材をたっぷり使った木の家の構造、大工さんたちの技術に感動したのだそうです。
「担当の山中さんにお願いして、住んでから7年経ったお家なども見学に行かせてもらったんです。
そういったお家を見学する中で、ここにしようという気持ちが確信に変わっていきました。」
そこから、設計士さんとの打ち合わせがスタートしました。
『渡りあご工法に惹かれて・・・』
S様が石川木材の正直な家の会にする決め手の一つに伝統工法である「渡りあご工法」がありました。
渡りあごとは、梁と桁を重ねあわせ、その交差した部分を「込み栓」という木の栓で止め、接合部の強度を確保します。
金物を極力使用しない耐震工法として、理にかなった工法といわれています。
S様ご自身も、渡りあご工法に興味を持たれてから勉強していくうちに、ご自身の仕事にも共通しているポイントが多く、この理にかなった構造に益々惹かれていったそうです。
「耐震」も、家造りの重要ポイントだったS様にとって、 渡りあご工法はとても魅力的な構造だったのです。
『大工さんの匠の技術に感動』
S様が熱くお話してくださったことの中に、大工さんの技術への感動がありました。
「大工さんという仕事は、本当にすごいと思いました。プロってこういうことだなと見に行くたびに感じた。
丁寧だし、その時その時に棚の位置とか、扉の付け方とか提案してくれた。使い勝手の良さや、自分の意見を聞いてくれて、
融通のきく対応でより納得できる家になりました。」
とのこと。
大工さんは、建前以外はほぼ一人か二人で工事を進めます。
「たったの一人、二人でこの家を作ってしまうんだから本当にすごい!」
と、本当に感動されたようでした。
そんな大工さんや職人さんの技術が集結して完成したS様邸。
あたたかみを感じるのは、木のぬくもりだけでなく、
人が人を思って造られた気持ちが込められているからかもしれませんね。
『建ててよかった!それしかない。』
実際に約半年住まわれていかがですか?と聞くと、
「本当に石川木材さんで建ててよかった!大満足!もう、ただそれだけですね!」
と、お話してくださったS様。
構造材から、工法、照明、外壁、窓の格子の形まで、
納得するまでプランを練り、こだわり抜いたお家だからこそ、
満たされた気持ちで毎日を過ごすことができているのだと感じました。
お施主様のそういった言葉を聞くと、私共もとてもうれしく、あぁ、よかったと心から思うことができます。
お家は完成して終わりではありません。
ここからS様が住まわれて、年月を重ねていくことで、お家も味わいを増し、経年変化していきます。
そのお家の変化も楽しみながら、今後も自慢のお家での生活をどうぞ、満喫してくださいね。
S様、インタビューのご協力ありがとうございました。