O様がこの古民家に暮らすようになって約4年が経ちました。
家の周りには畑ときれいな庭。
あたりは山と川、茶畑に囲まれたのどかな場所です。
どんな暮らしをしているのでしょうか。インタビューに伺いました。
『築100年以上の古民家再生』
県外出身のO様ご夫婦。もともと古民家や舎暮らしに興味があったそうで、会社(前の)の退社に合わせて、古民家に越してきたそうです。
外壁は傷んだところを、また木の板で貼り替え、建具なども、修理をして再利用。梁や柱などの構造部分は、そのまま使用しています。
「あえてアルミサッシは使いませんでした。いくら暮らしを快適にするための古民家再生でも、せっかくの古民家。良さを残したほうがいいから。」と奥様。
4年がたち、再生当時は直した新しい材がはっきりとわかりましたが、今では木の色が周りとだいぶ馴染んできていました。
『畑と庭』
家の前には畑や庭があります。
自分たちの手で、野菜を育てて食べ、花を見て楽しむ、実に贅沢な暮らしです。
まだ小さいお子さんがいらっしゃるので、畑仕事は現在、もっぱらご主人担当のよう。
もう少しお子さんが大きくなったら、庭仕事に畑仕事、一緒に楽しむことができますね。
自分で育てた野菜なら、きっと嫌いになんてならないはず!
O様は、口にするもの(食べ物)はもちろんですが、着るもの、暮らす場所(家や土地)、手やお皿を洗うものなどの日用品まで、自然に優しく、家族に優しい物を選んでいます。
この暮らしへのこだわりは、ここに来るもっと前、昔からなのだとか。
『歴史と思い出』
これは2Fのある部屋の
柱。
「ぬ七」
昔この家を建てる時に大工さんが書いた番付です。
築100年以上のお家ということは、100年以上前のもの?歴史を感じますね。
こちらはかわいい3個の手形。
古民家再生には、O様ご家族も参加!して、この壁を塗ったそうです。
その時の記念につけたもの。
ずっと残る素敵な思い出ですね。
『『ここだから』の楽しみ』
「古民家は寒い!」よく聞きます。
確かに100年前の家には断熱材もなく、経年変化した材がすいたり曲がったりで隙間風が入ったり・・・
何よりも、「夏を涼しく過ごす」ことが「暖かく過ごす」事よりも重きを置いて造られていたから、
仕方がないのです。
もちろん古民家再生をする際には断熱材を入れ、暖かい薪ストーブも設置!
以前よりも暖かくなったはずです。
「冬寒いのは当たり前。そう思えない人は古民家暮らしは無理かもしれませんね。
それも季節の楽しみ!」そう話す奥様。
古民家だから、の楽しみ。
古民家暮らしを楽しむために、自然と向き合い楽しむことを楽しめるかが、重要なポイントのようです。
育児と仕事で忙しい奥様。
奥様のお気に入りポイントは、キッチンにある天窓だそうです。
夜にはここから星や月を見ることができるんだとか。
これも、空気のきれいな自然あふれる場所だから、の楽しみ。
これからもここだからの楽しみを、たくさん見つけて、古民家暮らしを楽しんでくださいね。
インタビュー有難うございました。
今後もよろしくお願いします。