すべてを無垢に、暮らしやすい古民家に。
SLの音が響く、緑のキレイな場所高台にある、M様邸。
古い物を楽しむM様の暮らしにお邪魔してきました。
『無垢の木を使った生活 』
『築何年だろう?』
M様もわからないという古民家に住むにあたって、
とても気に入ったお家だけど、どうしても気になることがありました。
それはベニヤ板。
せっかく美しい梁や柱があるのにこれでは台無し!
ということで、再生を考えました。
今では自然乾燥された無垢の板がはられ、
新旧が共に暮らす空間となり、M様は大満足。
「日が当たって風通しもいいんです。」
『昔ながらの土間』
ガラガラっと大きな玄関を開けると、そこには大きな土間が。
冬にはここで火鉢で火を焚くのだとか。
また少し横に目をやると、石に囲われた地下室が。
中はひんやりと冷たく、野菜などを貯蔵していた場所だと思われます。
お部屋をぐるりと囲う古建具も美しいですね!
『古民家ならではの色』
玄関の天井を見上げるときっと何年も家を守ってきたであろう、真っ黒になった梁が。
この黒と茶色の色の違いは、
「きっと、昭和に家の大改修があったんじゃないかな!
弱った構造を取って新しいものに替えてあるんだよ。」とズバリ。
木材は燻されると黒くなると同時に、木材の回りに膜ができるので、更に長持ちします。
『タイムスリップしてきた囲炉裏』
床を張り替えるときに、剥がしたら出てきたという囲炉裏。
「まさかあるとは思ってなかった」というM様でしたが、せっかくなのでこちらも復活!させることにしました。
囲炉裏ができたことで、さらに味わいが出ました。
『トトロの世界?』
まっくろくろすけが出てきそうな階段を登ると、そこには意外にも、とても明るい天井の低い2階のような広い屋根裏がありました。
『昔の人がお茶作業をしていたんだよ』とM様。
その証拠にお茶箱も残されていました。
まだまだ、昔の方の秘密がいっぱいのM様邸。
これからの暮らしも自然、古い物にたくさん囲まれながら、のどかな生活が続いていきます。
M様、すてきな古民家暮らしをこれからも楽しんでください。