島田市に住むS様のお家が出来あがったのが2011年4月のこと。
くらし心地はどうでしょうか?
お話を伺ってきました。
『木の家を建てるまで』
以前からあった納屋を取り壊し、若夫婦とお子様が住む離れとして建てられました。
ご主人はつりが趣味で、自然や温泉が大好き。
「木の家を建てたい」と色々な所を見てまわったそうです。
そんな時に正直な家の会の家を見て、魅力を感じてくださり、一緒にお家づくりをさせて頂くことになりました。
『寒い季節でも快適』
取材を行ったのが11月。寒い日が増えてきていました。
見学会の際についつい、どこの商品ですか?と聞き、見学
に来ていた多くの女性からも聞かれた
素敵なシェードがある大きな窓。
結露でもしたら大変!と思って伺うと、「全くないですよ。」と一言。
木の調湿効果で、結露とは無縁なようです。
『木の手入れ』
スリッパを履かずに木の床の上を歩かせて頂きました。
キッチンは水に強いヒノキを使用、リビングは杉を使用しています。
ひやっとせず、木って温かいんだな、改めて感じました。
「無垢材の床は傷が付きやすいので、はじめは気になりました。
子供がランドセルをぽんと置くから、ランドセルの金具があたって細かい傷が出来てしまって。
でも今は気にしていませんよ。
床には、キヌカ(お米から生まれた自然塗料)を塗っています。時間が経って、木がいい色に変化してきました。」
*キヌカ自体は透明の黄色っぽい色ですが、木になじみやすく木目が際立つくらいです。
『木のある暮らしを楽しむ』
「見てみて!」と奥様に呼ばれて柱を見てみると、そこにはゴマちゃんが!
「家族でキヌカを塗っているときに、見つけたんです!」
節がまるでゴマちゃん!!
もちろん、書いても彫ってもいないそうです。
節が気になると言う人もいらっしゃいますが、こうやって楽しみが生まれるんですね!
「こんな発見があるから楽しいですよ。
第二のゴマちゃんは誰が発見するのか、家族で競っています。」
『家はそこにあるだけ』ではありません。
人がそこに住み、手を掛けることで家としての意味を持ち、家族とともに変化していきます。
家の手入れも楽しむ暮らし。
そんなS様の暮らす木の家は、時間が経つほどに素敵なお家になっていくのではないでしょうか。
S様お話、ありがとうございました。