完成
屋根工事 瓦のこと
タイルと木の家 藤枝市MS様邸
建前から約一週間。


現在の様子はというと・・・
屋根工事の真っ最中。
瓦屋さんと板金さんが作業をしています。

建前の日は垂木まで、翌日には野地板が張られ、
それから瓦屋さんが瓦を載せるための準備。
雨対策のシート、瓦を載せる瓦棒(瓦桟木)、現在この段階、
そしてこの後、瓦が乗ります。

板金さんは、1階の屋根、瓦の乗る部分と壁の境を
水が入らないように施工しているところです。
瓦にはどんな特徴や種類があるのかを少し。
瓦は中国から朝鮮半島を通って日本に伝えられた屋根材です。
588年、いまから1500年ほど前に入ってきて
飛鳥寺に初めて使われたといわれています。
沖縄の赤瓦、島根の石州瓦、淡路のいぶし瓦、愛知の三州瓦や
雪の多いところでは陶器瓦と、いろいろな瓦があります。
断熱性・防音性があり、他の屋根材に比べて寿命が長いと言われています。
昔は瓦を置いただけの施工でしたが、
最近ではしっかりと結ぶ・固定する施工をしているので
台風などで飛ぶといったことはありません。
また土から、天然素材からできているので
健康にも環境にも優しい素材です。
瓦一つとっても、いろいろとあります。
家づくりは奥深い。
次回は大工さんの作業の様子を報告します。