私たちは、そういう家づくりから脱却し、基本に返り、先人たちのように自然に学びながら、自然素材が訴えかけてくる声に耳を傾け、素材が生きるような家づくりを行おうと考えます。だから古くなっても汚くならず、時と共により味わい深い家に姿を変えるように手間暇かけて家を造り、永く住み継がれる家づくりを目指しております。
湿度を調整する効果、消臭効果に優れていると言われ、化学物質を吸収・分解・除去する作用が期待できる、人に優しい素材です。
湿度を調整し、保温効果、吸音効果があり、他の自然素材と同じように、年月とともに味わいが出る素材です。
とても小さな細孔を無数に持っていて、湿度が高い時は、水分を吸い、乾燥しているときには、水分を吐きだす調湿効果を半永久的に行います。また、脱臭、断熱効果、防火性能もあるという、働き者の素材です。
南側に立つ木は育ちはいいですが曲がりやすくなります。北側の木は、ゆっくり成長するため真っ直ぐ伸びて狂いが少ないと言われています。谷に生えている木は水に強く、山の傾斜地で曲がって育った木の根っこ部分は、曲げに対する強度が強いので梁などの力がかかる部分に向いています。また、木には節がありますが、節が多いところは壁に隠して配置することで美観のUP、材料費の節約にもなります。そうした木のクセや個性を見極めて、適材適所に配置するように木を選んでいきます。これは、熟練した大工でなければできない作業です。