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森・木・材木 2024.04.19

人工乾燥と天然乾燥

イシモクで使っている材木は、全て自然乾燥して作られています。

自然乾燥って実際どういう方法なのか?
なぜ自然乾燥にこだわっているのか?

乾燥方法でどんなことが変わってくるのか、見ていきましょう。
 





自然乾燥とは
 
製材した材を桟積みし、『雨・風・太陽』の恩恵を受させ、約3ヶ月以上放置し、ゆっくりと乾燥させます。
その後、テントの中で3ヶ月以上おいています。
 
伐採から数えると自然乾燥には1年以上の期間を要しますが、この工程により、
 
〇ねじれが少ない
〇穏やかな木になる
〇色つやが良くなる
〇ねばりがあり、曲げに強くなる
 
等々のメリットが生まれます。


△イシモクのテント


もう一つの方法に人工乾燥があります。

人工乾燥は乾燥炉に材木を入れ、温度を上げて強制的に水分を飛ばす方法です。
期間は1~2週間と短期間で、含水率もコントロールできます。
 
しかし、乾燥し過ぎた木材は、熱劣化によって繊維が壊れてしまうため、内部割れを引き起こす可能性があり、
自然乾燥と比べると強度が劣ります。
 
 
このような事からイシモクでは、自然乾燥の材木を使用しています。

 
時間はかかりますが、素直で美しい、そして強い材になるおかげで、
長く安心して暮らせる家が作ることができると考えています。