お知らせ 2017.07.18
こんにちは。
土屋です。
三連休はまさにお出かけ日和!なお天気でしたね。
さて、先日とても興味深いものを見つけました。
その名も、「木の駅プロジェクト」!
「木の駅プロジェクト」とは。
森林整備と地域経済の活性化を目的とした事業です。
山で放りっぱなしになっている木(林地残材)を「木の駅」に出荷して、山をきれいにして、町が元気になって、地球温暖化ストップに少し役に立つ。
この事業は、高知県でNPO土佐の森救援隊がNEDOとリンクして成功を収めている林地残材収集システムの一部を、大規模な生産設備がなくても、全国どこでも導入できる形にして移築する社会実験です。
なぜ「木の駅」が必要なのか?
田舎、里、里山、といわれる地域の過疎化。
そして、人工林の荒廃。
日本の森林の近くには、いろんな問題が山積みです。
地元には眠っている資源、マンパワー、商店がありますが、大きなお金や制度、モノを持ってきても、一時だけのことでなかなか地域の活性化にまでつながらない。
そもそも、全国どこへでもそんなお金や資源がつぎこめるわけでもないのが現状です。
しかし、もしかしたら山には宝が眠っているかもしれない、地域の人たちの力も眠っているかもしれない、そこへ集まる「ヨソモノ」の思いも。
地元にあるものの再発見、地元の人たちの熱意、ヨソモノたちの熱意。
持続可能な暮らしへの情熱。
人工林の荒廃を食い止めたい、地域の未来に明るい可能性を持ちたい、そのためには小地域で巡らせることのできる「木の駅」が必要なのではないか。
道の駅で、地域のおばあちゃんたちが生き生きしたように、こんどは「木の駅」へ林地残材や用材などを運び地域通貨を支払うことで、おじいちゃんやお父さんの活躍する場が出来れば。
そして、その地域の活性化につながれば。
「木の駅」は山から10~15kmくらいの距離にあれば、普通だったら森林に放置されてしまう「残材」を気軽にを持ちこめて、さらにある程度の量がそろうことで市場に安定した価値で買ってもらえる、と考えています。
そのためにも、拠点となる「木の駅」が必要なんです。
山がきれいになって、端材も有効活用されて、地域の活性化にもなったら、一石三鳥!?
そして、静岡県唯一の木の駅が「木の駅かわね」です。
木の駅かわね
2015年11月8日「木の駅かわね」が始まりました。
「木の駅」は全国で60カ所以上ありますが、静岡県では初めての取組みです。
「木の駅プロジェクト」では、山に切り捨てられている間伐材などの木材を「木の駅」に出荷して町内で使える地域通貨と交換することで、森林の再生と地域経済の活性化を図ります。
初年度は町内の有志に呼びかけ、出荷登録者60名と26の登録商店でスタート。
皆さんの協力のおかげで、集荷目標の100トンは、わずか2か月あまりで達成することができました。
2年目はもっと仲間を増やして集荷300トンを目指します。
「森も明るく、里も明るく、心も明るく」を合言葉にみんなで頑張ります。
(出典:http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/kurashi_tetsuduki/4/3/1791.html 川根本町公式ホームページ「木の駅かわね かわら版 2016夏号」より(更新日:2017年03月29日))
大規模なプロジェクトじゃなくても良い。
身近なところからコツコツと、確実に。
そんな努力の積み重ねが、大切なんですね!