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お知らせ 2017.06.23

基礎の基礎の、基礎のお話。

こんにちは。

今日は、基礎の基礎のそのまた基礎、地盤の液状化その対策についてのお話です。

液状化...昨今では東日本大震災で取り沙汰されました。

 

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液状化現象は地震の発生により、主に砂質土、礫質土が分布されていて水位が高い現場で占め固まっていた砂質土、礫質土が地震により緩和されて水位が地表面に上昇する現象です。

【地震=液状化現象】

締め固まっていた地面が緩和されることで家の沈下や不同沈下を引き起こします。
 
液状化を防ぐには、まずご自身の土地の液状化の可能性を確認しましょう。

それには、スウェーデン式サウンディング調査での調査孔を利用した水位確認を行った上で、国交省が出しているハザードマップによる可能性が大中小で判別する安価な簡易判定をする方法と、実際の現場でボーリング調査を行い支持層確認と合わせて液状化が起こりえる深度の確認をする方法が有ります。

調査結果を元にどの工法が適しているのかを判断して、改良方法を検討します。

 

液状化対策としての地盤改良工法は、主に三つに分けられます。

①表層改良工法

改良深度2m程度までの場合に行われます。重機で掘削した土に固化材を添加し、転圧しながら埋め戻す工法です。

②深層改良工法

固化材を水と混ぜ合わせスラリー状にし、掘削機で土とスラリーを攪拌して柱状の改良体を作る工法です。改良深度は10m程度までの場合に行われます。

③小口径鋼管杭工法

φ101.6~267.4mmまでの口径の鋼管を回転させて圧入する工法です。先端に羽根を付けた鋼管杭もあります。深度は口径の130倍の深さまで施工が可能です。

 

どの程度安全性がどの程度高まるのかと、地盤改良の費用については、どの程度改良が必要であるかによって変わります。

もちろん、地震の大きさや改良工法の内容によって得られる効果は幅があります。

工事が大がかりになれば、費用はそれだけかかることになりますが、地盤改良工事は費用が高ければその分安全性が高まる、というわけではありません。

ですが、一般に対策をした場合は液状化による建物の沈下は防げます。


一番重要なのは、その地盤に合う工法を選ぶことなんですね!

地盤調査を行い地盤対策を施すと言うことは、液状化に限らず、永く住み継がれる家づくりには欠かせないことです。

安心安全な家造りのために、基礎の基礎までしっかり確認しておきたいですね。