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森・木・材木 2026.06.29

木は夜になると眠る?科学でわかった木の不思議

「木は夜になると眠る。」
そう聞くと、少し不思議に感じませんか?
実は、この話は絵本の中の話ではなく、実際の研究から分かってきたことです。



夜になると枝が下がる?

2016年に行われた研究では、レーザーを使って木の形を細かく測定しました。
すると、昼間はしっかり伸びていた枝が、夜になると数センチほど下がり、朝になると元の位置へ戻ることが確認されました。

肉眼ではほとんど気づきませんが、木は一日中同じ姿勢で立っているわけではありません。
時間帯によって、少しずつ姿を変えているんですね。

木にも昼と夜のリズムがある

昼間の木は、太陽の光を受けて光合成を行い、水を葉から蒸散させながら成長しています。
夜になると光合成は止まり、木の体の働きも昼間とは違う状態になります。

研究者は、この枝の変化も木の生理的なリズムと関係しているのではないかと考えています。
「眠る」という表現は少し親しみやすく言ったものですが、木にも昼と夜の生活リズムがあることが分かってきたのです。



木は想像以上に「生きている」

家づくりでは木材を毎日のように使います。
完成した木材はもう成長しませんが、もともとは何十年も森で育ってきた一本の木です。
こうした研究を知ると、「木はただ立っているだけ」ではなく、日々変化しながら生きている存在だったことが分かります。

家づくりとは直接関係のない話かもしれません。
でも、身近な木を見かけたとき、「この木も夜になると少し枝を下ろしているのかな」と思うと、いつもの景色が少し違って見えるかもしれませんね。