家づくりを考えている人なら聞いたことがあるのではないでしょうか。
HEMS(ヘムス)。HEMSは Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム) の略。家庭で使う電気やガスなどのエネルギーを「見える化」して、上手にコントロールするための仕組みです。
たとえば…- どの家電がどれくらい電気を使っているのか、スマホやモニターで確認できる
- エアコンや照明を自動的に調整して、省エネ運転ができる
- 太陽光発電や蓄電池と連携して、効率的にエネルギーを使える
といった使い方ができます。

なぜHEMSが必要?
地球温暖化やエネルギー問題の解決に向けて、家庭でも「どれだけ省エネできるか」が大きなテーマになっています。実は、日本の家庭部門のCO₂排出量を減らすために、政府もHEMSの導入を推進しています。
国土交通省の補助制度「子育てエコホーム支援事業」や、環境省の調査結果でもHEMSは省エネ住宅の重要な要素として位置づけられています。
環境省の調査によると、2022年度時点でHEMSを使っている家庭は 全体の約2.7%。戸建住宅で4.1%、マンションなど集合住宅では1.1%にとどまっています。まだまだこれから普及していく段階ですが、新しい住宅では導入が進んでおり、
2016年以降に建てられた家では1割以上がHEMSを設置しているのだそう。

補助金制度とHEMS
国の「子育てグリーン住宅支援事業」や「GX志向型住宅」の補助金を受けるためには、
HEMS(正しくは「高度エネルギーマネジメントシステム」)を導入することが要件のひとつになっています。
しかも、「ECHONET Lite AIF」という規格に対応した認証済みのコントローラを設置することが必須。
ただ似たような製品を買っても、認証されていないものは補助の対象外になってしまうので注意が必要です。

HEMSを使うメリットは?
- 電気代の節約
使いすぎを「見える化」することで、自然と省エネ意識が高まります。 - 快適で安心な暮らし
自動で家電をコントロールできるので、夏のピーク電力を避けたり、無駄な消費を防げます。 - 環境にもやさしい
家庭のCO₂排出を減らすことができ、地球温暖化防止につながります。 - 補助金が活用できる
国の制度をうまく利用すれば、導入コストを抑えることが可能です
HEMSは、家庭のエネルギーを「見える化」して、無駄を減らし、快適で環境にやさしい暮らしを実現するための仕組みです。
まだ導入率は高くありませんが、補助制度を利用しようと考えている方は、HEMSについて知っておきたいですね。