家づくりのこと 2025.02.17
2025年から、省エネ住宅が義務化されることが発表されました(予定)。
これにより、新築の戸建てや集合住宅は、省エネ基準に適合することが求められるようになります。
この義務化によって、家庭でのエネルギー消費やCO2排出の削減が期待され、さらに省エネ技術が広まり、私たちの省エネ意識も高まることが期待されています。
省エネ性能を向上させるためには、断熱性能をしっかり高めることが大切です。
外壁や屋根、基礎部分の断熱が特に重要で、高性能な断熱材を使って、丁寧に施工することが求められます。
難しく聞こえるかもしれませんが、ポイントは「断熱」「日射遮蔽」「気密」の3つです。
今回は、その中でも「断熱」について、詳しく見ていきましょう。
【断熱の目的】


断熱材には、以下のような種類があります。
セルローズファイバー
グラスウール
ロックウール
現場発泡系ウレタンフォーム
羊毛断熱材
フェノールフォーム
押出法ポリスチレンフォーム(XPS)
発泡スチロール(ビーズ法ポリスチレンフォーム EPS)
硬質ウレタンフォーム(板状)
断熱材の素材によって性能は大きく変わります。
イシモクで使用しているのは、木質断熱材セルローズファイバー。
セルローズファイバーの6つの特性として、
断熱性
空気胞が熱を遮断し、高い断熱効果を発揮。
結露防止・調湿効果
水分を吸収・放出して結露を防ぎ、適度な湿度を維持。
防火性
ホウ素系薬品処理で不燃性を持ち、高温にも耐える。
防音性
繊維が音を吸収し、遮音効果が高い。
防虫・防カビ性
ホウ酸添加でゴキブリやシロアリを防ぎ、カビ・菌の発生を防止。
エコロジー
新聞古紙を再利用し、製造時のエネルギー消費が少ない。