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家づくりのこと 2024.06.18

省エネ住宅義務化って?&断熱材の重要性

2025年からの省エネ住宅義務化が実施されると発表されました(予定)。
これにより、新築戸建て住宅や集合住宅に対して、省エネ基準への適合が義務付けられることになります。

また義務化することで、家庭部門のエネルギー消費とCO2排出の削減や、
省エネ技術の普及促進とユーザーの省エネ意識向上が期待されています。 




これらを達成するために、
・ZEH水準の省エネ性能を達成するには、外壁、屋根、基礎などの断熱性能を大幅に高めること
・高性能な断熱材の使用と適切な施工が重要
となっています。


なんだか難しい話に聞こえますが、
省エネ住宅を建てる必要があり、「断熱」「日射遮蔽」「気密」の3つが対策がキーポイントなんです。

今回は、その断熱材について、取り上げてみました。


◆断熱材の役割とは?

断熱材の役割は、建物の内部と外部との間の熱の移動を減少させることです。

  • 熱損失の防止: 冬場には室内の暖かい空気が外に逃げるのを防ぎます。
  • 熱の侵入の防止: 夏場には外の暑い空気が室内に入るのを防ぎます。
  • エネルギー効率の向上: 暖房や冷房の効率が上がり、エネルギー消費が減少します。
  • 快適性の向上: 室内の温度が安定し、快適な環境を保てます。
  • 結露防止: 室内外の温度差による結露の発生を防ぎ、建物の劣化を防ぎます。



◆断熱材を入れることで、どんなメリットがあるのか?

 

  • エネルギーコストの削減: 断熱材により冷暖房の効率が向上し、エネルギー消費が減少します。これにより、光熱費を大幅に節約できます。
  • 快適な室内環境: 室温が安定し、季節に関係なく快適な室内環境を保つことができます。寒い冬でも暖かく、暑い夏でも涼しい環境を維持できます。
  • 環境保護: エネルギー消費の削減は、温室効果ガスの排出を減らすことにつながります。これにより、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献できます。
  • 建物の耐久性向上: 断熱材は結露の発生を防ぐため、建物の構造体や内装材の劣化を防ぎます。これにより、建物の寿命が延びます。
  • 健康への配慮: 室内の温度と湿度が適切に保たれることで、カビやダニの発生を抑え、アレルギーや呼吸器系の健康問題を予防できます。
  • 音の遮断: 一部の断熱材は防音効果も持ち合わせており、外部の騒音を軽減し、静かな居住環境を提供します。





これらのメリットを総合すると、断熱材の使用は経済的な面だけでなく
快適性、環境保護、健康維持、建物の長寿命化など、多方面で大きな効果をもたらすことがわかります。



次回はどんな断熱材があるのかを紹介します。


省エネ住宅義務化については▽
国土交通省 建築物省エネ法のページ:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/shoenehou.html
国土交通省マンガ:https://www.mlit.go.jp/common/001582580.pdf
国土交通省 家選びの基準変わります
https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/