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家づくりのこと 2024.04.04

自然素材の家ってどんな家?

自然素材の家といっても明確な定義があるわけではないのですが、
無垢材や漆喰、自然の素材を積極的に使用して建てられる家を一般的にそう呼んでいます。

シックハウス症候群や化学物質過敏症が知られるようになり、以降住まいに使用される素材の重要性についても分かってきました。。





今回は、自然素材の家に使われている素材について紹介します。

無垢材:

原木から切り出したそのままの木材のこと。
無垢材には、湿度を調整する力、断熱性、質のいい睡眠を促したりリラックスさせる香り、また耐火性など、様々な性質があります。





しっくい:
しっくいは、内装外装の仕上げに使う左官材料です。
硝石灰にのり、すさなどを混ぜて水で練り合わせたものです。
湿度を調整する効果、消臭効果に優れていると言われ、化学物質を吸収・分解・除去する作用が期待できる、人に優しい素材です。



珪藻土:
珪藻土とは、「珪藻(けいそう)」という藻の殻が海底や湖底に堆積して化石化したものです。
とても小さな細孔を無数に持っていて、湿度が高い時は、水分を吸い、乾燥しているときには、水分を吐きだす調湿効果を半永久的に行います。
また、脱臭、断熱効果、防火性能もあるという、働き者の素材です。

土佐和紙:
土佐和紙は1000年の歴史を誇る伝統工芸品で、その独特の風合いだけでなく、機能面においても優れた性質を持っています。
それらは植物繊維ならではの性質や、繊維の絡み方による表面の凹凸から生み出されるものです。
湿度を調整し、保温効果、吸音効果があり、他の自然素材と同じように、年月とともに味わいが出る素材です。

畳:
畳の材料はイグサや藁。
空気清浄化や保温・断熱性・調湿性などに優れています。
最近では畳の芯部分に発泡スチロールなど人工素材が入っている畳もあります。




天然石:
イシモクでは、御影石や十和田石などを使用しています。
天然石には火成岩、水成岩、火成岩などがありますが、耐久性があり硬いのは、大理石や御影石、スレートなどです。


セルローズファイバー:
セルローズファイバーは、新聞古紙を主原料に、防熱・撥水性能を付加した天然の木質繊維断熱材です。木質繊維を裁断し、撹拌し、ふわふわの綿状にして空気を蓄えるようにしています。天然繊維であるセルローズファイバーは無機繊維より優れているところがたくさんあります。その一つに、自然が作った小さな空気の粒にあります。
繊維の一本一本の繊維の中に自然の空気胞があり、それらの繊維が絡み合って、空気の層をつくります。この空気胞により、一層熱や音を伝えにくくします。



これ以外にも、自然塗料の柿渋、天然成分100%の木材防護保持剤ウッドロングエコ、レンガやコルクなどなど、様々なものがあります。


次回は、自然素材の家ってどこがいいの?どこに気を付けるべき?について
紹介します。