こんにちは。
写真データを探していたところ、昔のデータが出てきたのですが、
「現在のHPに載ってないけれど、役に立つかも」というわけで、再投稿です!
お客様より、
「アルカリ性の洗剤で杉の床を拭いたら灰色にシミがついてしまった」という悩みを伺いました。
そこでどうにか取れないかしらと実験をすることにしました。
使用したのは・・・
自然乾燥した杉板・漂白洗剤(アルカリ性)・オキシドール・水・お酢・コットンです。
まずは杉板に漂白洗剤を塗ります。
原液をつけるとこんなに濃い灰色になるんですね。
こんなシミから脱出すべく、登場したのが、オキシドールとお酢です。
まずはお酢。
お酢を水で50%で薄めたものを、トントンキュッキュッキュッキュッ・・・!!!
とこすります。
すると・・・
〈お酢50%〉
灰色のものは取れましたが、拭いた部分が白くなり、少し薄くなってしまいました。
次はオキシドールです。
濃度を100%・50%・20%と変えて実験してみました。
〈オキシドール100%〉
お酢50%よりも濃く白い色が出てしまいました。
〈オキシドール50%〉
まだ若干白さが出てしまっています。
お酢50%より白く、オキシドール100%より白くないといったところです。
〈オキシドール20%〉
before

after
かなりきれいになりました。
ほんの少しうすくなっているかなという程度。
この実験より、アルカリ洗剤によるシミは、
オキシドール20%で拭くのが一番いいのかなと思います。
参考にしてみてくださいね。
※自然素材のため、多少の違いはありますので、ご注意下さい。
・・・番外編・・・
この実験、こんなに綺麗に色が取れるなら
水でも取れるんじゃないかと思い、水でも挑戦してみました。
〈水〉
before
after
全然色は取れませんでした。