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森・木・材木 2022.09.05

アルカリ性の洗剤で杉の床を拭いたら、、、

こんにちは。
写真データを探していたところ、昔のデータが出てきたのですが、
「現在のHPに載ってないけれど、役に立つかも」というわけで、再投稿です!




お客様より、「アルカリ性の洗剤で杉の床を拭いたら
灰色にシミがついてしまった」という悩みを伺いました。

そこでどうにか取れないかしらと実験をすることにしました。

使用したのは・・・
自然乾燥した杉板・漂白洗剤(アルカリ性)・オキシドール・水・お酢・コットンです。


まずは杉板に漂白洗剤を塗ります。

 
原液をつけるとこんなに濃い灰色になるんですね。
こんなシミから脱出すべく、登場したのが、オキシドールお酢です。


まずはお酢
お酢を水で50%で薄めたものを、トントンキュッキュッキュッキュッ・・・!!!
とこすります。
すると・・・
 
〈お酢50%〉

 
 
灰色のものは取れましたが、拭いた部分が白くなり、少し薄くなってしまいました。
 
 
次はオキシドールです。
濃度を100%・50%・20%と変えて実験してみました。
 

〈オキシドール100%〉

 
お酢50%よりも濃く白い色が出てしまいました。


〈オキシドール50%〉

 
まだ若干白さが出てしまっています。
お酢50%より白く、オキシドール100%より白くないといったところです。


〈オキシドール20%〉

before



after

 
かなりきれいになりました。
ほんの少しうすくなっているかなという程度。
 
この実験より、アルカリ洗剤によるシミは、
オキシドール20%で拭くのが一番いいのかなと思います。
参考にしてみてくださいね。
※自然素材のため、多少の違いはありますので、ご注意下さい。



 
・・・番外編・・・
 
この実験、こんなに綺麗に色が取れるなら
水でも取れるんじゃないかと思い、水でも挑戦してみました。
 
〈水〉

before

 
 
after



全然色は取れませんでした。