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good life

森・木・材木 2021.09.27

森はただ存在しているわけじゃない

静岡は山に川に海、自然豊かな土地ですよね。
家から、職場から、通勤途中に、どこかしらで毎日山(森)を見るのではないでしょうか。
ちなみに、うちは玄関開けたらすぐ富士山、です。


子供の頃は山の中を駆け回って遊んでいて、遊び場の一つでした。
山の働きについてなんて考えたこともなかったのですが、山は遊び場を提供してくれているだけじゃなかった、、、


とてもわかり易いイラストを見つけたので( 高知県 林業振興・環境部 林業環境政策課 HPより)、
森の働きについてまとめてみました。



                         



土砂崩れなどの被害を防ぎます

森の中では、強い雨が降っても、下草や落ち葉、腐葉土が雨つぶの勢いを弱め、
フカフカの土の中へ雨が染み込んでいくので、流れてる土の量を大幅に少なくしてくれます。

ガッチリはった木の根っこが、土砂が流れてたり崩れたりするのを防いでいます。
 
 
洪水や渇水を緩和します

森林の土壌には、穴の開いたスポンジのようになっているので、雨水を徐々に浸透させたり蓄えたり、川に流したりする保水の働きがあります。
 
 
二酸化炭素を吸収します

木は葉っぱが光合成をすることで、どんどんと成長していきます。
地球温暖化の原因となる、空気中の二酸化炭素をどんどん吸収してためこみます。
 
 
おいしい水をつくります
 
森林に雨が降ると、雨水が地中に浸透することにより水質が中和され、ミネラル分が増えておいしい水に生まれ変わります。
 
 
生き物たちのすみかとなります
 
森林は野生の動物や昆虫、植物の生育、生息の場ともなっています。
健全な森林をはぐくむことは自然形態系を守ることにもつながります。
 
 
癒しや憩いの場になります
 
森林の中を歩くと、人の免疫力が高まるという実験報告があります。
森林が作る環境はわたし達の心と身体を癒すレクリエーションの場にもなってくれます。
 
 
豊かな森が豊かな海をつくります
 
森の腐葉土に含まれる養分は、雨水や雪解け水に溶け出して川から海へ流れていき、海中の植物プランクトンを育みます。
森が豊かだと海も豊かに、森と海は密接な関係があります。


新型コロナウィルスの影響で、山に行く人がとても増えたようですね。
きっと大人だけでなく、子どもたちも。
子どもたちに山の役割、働きについて話しておくのは、大切なことじゃないかなと思います。
言葉では伝えづらくても、実際に山で聞けば、、、