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家づくりのこと 2021.07.21

「無垢材の手入れはどうしたらいいんでしょう」

無垢材の手入れはどうしたらいいんでしょう?(主に床)と良く聞かれます。

 

 
無垢材は、傷になりますし、シミも付きます。
これは別に無垢材に限りませんよね。
よく使用されている複合フローリングだって傷はつくしボロボロと層が剥がれてしまうこともあり、一度傷がつくと直りません。
クッションフロアは、重いものを乗せたままにすると表面に跡が残ってしまいますし、穴が空くこともあります。

どんな素材でもメリットもデメリットもあるわけです。

ただ無垢材の場合、多少の凹みは直すことができますし、ボロボロと剥がれることもまずありません。
傷やシミ、経年変化による色の変化は、無垢材の味の一つと考えています。

とはいっても、お手入れはもちろん必要です。
手入れの方法をあげてみました。

 
日頃のお手入れ
 
◆毎日のホコリは、ホウキや掃除機で取り、乾いた柔らかい布でから拭きする。
 
◆キズ・汚れなどを細かい目のサンドペーパーで、木目方向に沿って削る。
 
◆お醤油やジュース等をこぼしたら、速やかに乾いた布で水分を拭き取る。
 
◆多少のへこみには、濡れタオルを置き、その上からアイロンを当てる。
 
◆胡桃の油や米ぬか等で床磨き。
  ※胡桃を割り、中の実の部分を布に包んで、叩いてつぶす。にじみ出た油で、床を磨く。
   磨いたら、しばらく乾かして、仕上げにから拭き。

あまりにも気になるシミや傷は、最終手段としてサンドペーパーで様子を見ながら少しづつ削っていきましょう。

無垢材は反りが出たり隙間が空いたりすることもありますが、木の持つ調湿効果※によるものです。
※周りの空気が乾燥している場合は木の内部にある水分を放出し、湿度が高い場合は吸収する

無垢材である以上「絶対に反らない」し「反る」とも言い切れませんが、一年を通じて湿度45〜70%の環境にあると反りが起こりにくいと言われています。
気がついたら反りが戻っていたり、隙間が小さくなっていたり、一年を通して変化しています。
濡れたタオルや雑巾を無垢材に長時間触れさせない、エアコンや暖房機器を床に向けて使用しないなど、気をつけてみて下さいね。

 
手入れをすることで、無垢材はどんどん艶やかに&味が出ます。
毎日楽しみながらお手入れして、長く気持ちよく暮らしていきたいですね。