冬の暖房器具として大変人気なのが、「薪ストーブ」と「ベレットストーブ」。
ストーブと家の間取り、素材によって、
家全体をあたたかくすることが可能です。
憧れのストーブの炎を眺めたり、
お鍋をあたためたり、
お香を炊いたり。
洗濯物をほかほかにする効果も。
「薪ストーブ」と「ペレットストーブ」にはどんな違いがあるのでしょう?
「薪ストーブ」
その名の通り薪を原料として使用する暖房器具です。
空気もあたため、赤外線による輻射熱により人の肌や建物内を直接あたためてくれます。
お料理も出来、スープやパン、ピザなど様々なメニューで楽しめます。
また、火の揺らめきや、パチパチと木のはじける音を楽しめるのも、
薪ストーブの醍醐味。
薪は三度、体をあたためると言われています。
一度目、薪割りをしたとき。
二度目、ストーブを炊いたとき。
三度目、薪ストーブの料理をして、食べるとき。
薪ストーブがあることで、こんなに心も体もあたたまるとは。
でもそんな薪ストーブ、冬場は大量に薪を使用します。
薪が手に入りやすい環境の方なら問題はないと思いますが、
1日中炊いていれば、20~30㎏の薪が必要となります。
お仕事をしていたり、普段外出が多ければ、その分使う量は少なくなりますが、
薪の確保や、保管場所、煙突掃除などのメンテナンスももれなくついてきます。
スローライフが忙しいように、
薪ストーブのある暮らしをするのもなかなか忙しそうです。
「ペレットストーブ」
ペレットストーブは、おが粉やかんな屑などを圧縮しペレット状に加工した燃料を使用する暖房器具。
電力を使用するものと使用しないもの、2種類あります。
薪ストーブと同様、木質ペレットを燃焼させることによって、部屋や人をあたためてくれます。
ペレットストーブの場合は、薪ストーブのような本格的な煙突とは違い、
壁を抜いて排気筒をつければ設置できるため、薪ストーブよりは手軽に導入ができるといえます。
薪ストーブの場合は薪が燃料でしたが、
ペレットストーブはペレットが燃料になるため、購入しなければなりません。
1時間で約1㎏のペレットが必要になります。
また、ペレットストーブの場合も着火時や、月に1~2度のお手入れが必要になります。
薪ストーブもペレットストーブも、化学燃料を使用しないため、
環境にやさしく、地球温暖化防止対策にも役立ちます。
そんな薪ストーブやペレットストーブのメリットもデメリットも理解した上で、
炎のある暮らしを楽しんでもらえたらと思います。